好きな音楽といいますか、思い出の曲が・・・
好きな曲でもあるかな。
シューベルトの未完成交響曲です。
就職したばかりの頃、趣味で市民オーケストラのメンバーに席を置くことになり
初めて演奏した曲がシューベルトの「未完成」でした。
二十歳そこそこだった私はそれまで吹奏楽の経験はありましたが
管弦楽は経験がなかったので、初めての演奏会の時は緊張しまくり!!(^ ^;)
特に私が担当していたクラリネットは吹奏楽の場合7〜8人と
かなり人数が多いパートでしたが、入団していた市民オーケストラでは
クラリネットのメンバーは当時私一人しかいなく、本番の時は
エキストラの人に入ってもらってやっと二人なので、とても目立ってしまい
練習の時もいつもドキドキで参加していました。
本番の時はもう『まな板の鯉』状態です。
初めて演奏する曲が未完成交響曲。
弦楽器で前奏が始まり
オーボエとクラリネットがユニゾンでメロディーを奏でる最初の所・・・
オーボエの人と心を合わせてスーーッと行けるかどうか・・・
初めてオーケストラで演奏する私にとっては、
それはもう口から心臓が飛び出るかと思うほどに緊張しました。
その時やはり顔に緊張感が溢れ出ていたのか
本番が始まる直前に舞台の袖で「出だし、練習の時みたいに頑張ってね!」と
声を掛けてくれた人がいました。それが主人だったのです(^m^)
家事をやる時にBGMでかける
若い頃よく聴いたイージーリスニングの曲も大好きですが
シューベルトの『未完成』はそれとはちょっと違う
聴く度に未だにその頃の緊張感と、主人と出会った頃の懐かしさが
グッと込み上げて来る忘れられない大好きな一曲であります。