地域の小学校での読み聞かせと、我が家の今年の柚子の様子

25日の早朝、地域の村君(むらきみ)小学校へ読み聞かせに行って来ました。
今回は高学年の4・5・6年生のみんなに聞いてもらいました。

「ウェン王子とトラ」というお話です。

    



人間の狩りによって自分の子供たちを殺されてしまった、トラのお母さん。
悲しくて悲しくて森の奥で泣い(鳴いて)ていますが、人間が憎くてしょうがなくなり村をうろつき家畜を襲ったり人間を襲ったり建物を壊したり・・・。

    



その国の王様がトラを捕まえようと考えますが、それでは収まらないことを
占い師に聞かされ、その占い師から王様の自分の子供であるウェン王子をトラに差しだせば気を静めてくれるだろう。まだ幼い王子を差しだすことは心配だろうけれど危険なことはないから安心するように、と諭されその通りにします。

    



トラは自分の住処の近くに来た王子を襲おうと近寄りますが           ウェン王子の目が我が子とそっくりなのを見て                  

    

 

お母さんの優しさがフッとよみがえり、ウェン王子を受け入れ

    

 

トラとして教えられることを一所懸命にウェン王子に教え、王子もトラを怖がらずに生活していくうちに信頼関係ができ成長していきます。

    

 

そのうちにトラが村を襲うこともなくなり、すっかり逞しい少年に成長した王子は、自分を連れ戻しに来たお母さんと何年振りかで会うことになりました。

    

    

 

ウェン王子は森のお母さんだったトラにまた会いに来るからと言い、          王子としての勉強をするために、自分のお母さんとお城に帰りました。

    

    

 

それから毎年トラと会うようになり
またウェン王子が自分の子供をトラに託し、自分にやってくれたようにこの子も王子として立派に育つようにいろんなことを教えてやって欲しいと頼む、というところでおしまいです。

    

 

 

トラのお母さんの、我が子を殺した人間が憎くてしょうがなかったところ
ウェン王子と接する中で、母親としての優しさを取り戻しながら人間のことを許していくという過程は、自分で読んでいても切なくてそして温かく、胸にジーンと来ました。
高学年の子供たちもとっても静かにそして真剣に聴いていてくれました。
ちょうど高学年にはピッタリなお話を選ぶことができたような気がします。

 

 

そして我が家の柚子が今年もいっぱい生っています。

    

 

昨年たくさんできていたので今年は少ないと思っていたのですが
かなり数も多く生っています。でも確かに少しは数が少ないのか          昨年より形が大きいです。
先月頃から柚子のクエン酸にはすっかりお世話になっています(^ー^)