儀父母の法要

先日の日曜日に義母の一周忌と義父の七回忌を一緒に執り行いました。
義父にはちょっと待ってもらう形になりましたが、昨年の秋に住職さんに義父の七回忌のお願いをしたところ、「もう少し待てばおばあちゃんの一周忌だから、こういうご時勢だしそのときに一緒にやりましょう。お宅のおじいちゃんなら遅いからって文句は言いわないと思いますよ」と言われそれでお願いできるならと、義母の一周忌と一緒にやらせてもらいました。

 

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朝早めに寺世話人の人から本堂の鍵を借りて玄関の鍵を開け広い本堂のエアコンをONにして暖房を入れて、お墓の掃除もやって一旦家に戻ってから我が家の家族4人と、来てくれた主人の亡き妹の旦那さんと、旦那さんを亡くしている主人の妹の6人でお寺の本堂に向かいました。

 

お経は30分で終わり、住職さんからこの度は“戒名”についての説法がありました。
ざっくりですが、この“戒名”を授かるということは亡くなった後にも魂の鍛錬が必要で
その名に恥じない存在になって行かなければならない、ということのようにそのお話を聞いて感じました。
いつも葬儀や法要の後に住職さんが説法してくれる時のお話を聞くのが楽しみになっています。

その後に儀父母が眠っているお墓参りをして帰りました。
その後には蔭膳を儀父母の2人分も揃えて6人で会食をしました。
最近外食など殆ど遠のいていたみんなに、こういう席を設けることができて本当によかったと思いました。

今のご時勢でこちらの都合に合わせてお店を探す時に、頼りにしていたお店は日曜日は休みだし、ここの地域は閉店してしまったお店が多くどこにお願いしようかと主人と困っていましたが、さすがネットで探したらすぐに見つかりました。

我が家からそう遠くは無いところにありました。
これまで知らずにいたお店で、ちょっと高級なお店です。

それどころか料理長さんは今の令和天皇が皇太子だった頃、御成婚の披露パーティーのときにお料理を担当するメンバーの一員だったとのことで、そのときの感謝状と
出されたお料理の献立が記された紙が額に入れられて壁に下げられていました。

とても驚きました。 

お料理も珍しいものばかりで、素材はよく知っているものばかりでしたが、手の加え方が今まで味わったことのないものが多く、いちいち驚きながら味わっていました。
ここの日本料理屋さんもそうはやたらと来れるお店ではないですが、私のお気に入りのお店になりそうです。

                先付(ごま豆腐)

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          前肴(煮凝り、ローストビーフ、松笠烏賊等)

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         御椀(海鮮真丈、蕪含ませ、鍵蕨、梅花人参等)

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              お造り(三種盛り合わせ)

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            焼き物(黒毛和牛ロースト)

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              凌ぎ(中落ち手巻寿司)

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             煮物(蟹と菊花の水晶蒸し)

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              止肴(サーモン錦糸巻)

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              食事(ずわい蟹の雑炊)

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            甘味(チョコと苺のロールケーキ)

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「おじいちゃんとおばあちゃんのおかげでみんなで滅多に出会えない美味しい料理を堪能できたねー」とそれぞれが笑顔でいただいていました。
会食が終わって、一旦みんなで我が家に寄ってもらい、二人の位牌と写真が戻ってきた仏壇にまたお参りしながら談笑して無事に法要は終わりました。