おじいちゃんは入院が続いていますが、お盆に長岡に行ってお墓参りをしてきました。盆明けに病院の先生からおじいちゃんの今後の治療方針ということで話を聞きました。お腹に大きな動脈瘤があることがわかり、70代だったら手術をして取り除くこともありだけれど90歳間近となるとそのために苦しい思いをさせるのも考え物で・・・と。 かといって下手に塊を散らす薬を投与して小さな塊が流れて細い血管を詰まらせるとその部分が壊死したり、心臓に行けば心筋梗塞、脳にいけば脳梗塞。でも心臓のバイパス手術を10年ほど前にやっていたので少しは血流を良くする薬も点滴に入れているし、もちろんパーキンソンの薬も点滴で投与しているとのこと。誤嚥による肺炎だったので口から栄養を摂ることはできず、点滴で命をつないでいる状態が続いています。体重をもう少し増やしてあげようとカロリーを多くすると脂肪肝などいわゆる生活習慣病のような症状が出るし、ということで微妙なコントロールをしながらの点滴を受けているので、自宅にもどって今までのような介護生活は事実上無理でしょうとのことでした。
とにかくここまできたらそのときが来るまでおじいちゃん本人が苦しまなくて良いように病院で看護していただく、ということを主人と二人で肝に銘じてきました。
ということで、こうなったら今ある状態を受け入れいかにおじいちゃんを勇気付けて明るい気持ちになってもらうか、しかないのでそれを考えることにしました。
最近か細い声で、「腹減った」と訴えることが時々あるので(^^;) 早速看護師さんにお願いして、飴を舐めさせても良いか聞いてみました。
口から物を食べることができないでいるので、それは良いでしょう、と条件付ですが、二つ返事でした(^ー^)
必ず看護師に声をかけること、ベッドの上半身を30度ほど上げること、
2〜3分で様子を見ること、もし咳き込んだら看護師を呼ぶこと、など。
棒が付いていてこちらが飴のコントロールができるタイプのものが良いと思いそんな話を看護師さんにしたら、チュッパチャプスのような球体のものよりポップキャンデーのような平べったい形のほうがおじいちゃんの舌に触れる面積が広くて味わいやすいかもしれませんよ、とアドバイスをもらいました。
ここのところ毎日いろんな味のポップキャンデーを楽しんでもらっています。傍で見ていてくれる看護師さんも「今日は何の味でしょうね〜」とおじいちゃんに話しかけてくれます。
おじいちゃんへの面会も私と主人だけでなく、おばあちゃんや息子夫婦もお願いしました。一度に大勢の面会は他の患者さんにも迷惑がかかる恐れがあるので別々ですが。
息子夫婦のときは、孫が来てくれたということでおじいちゃんは満面の笑みを浮かべて喜んでいるのがわかりました。これでいいんだなぁと思います。
後はおじいちゃんの生命力に祈るだけです。おじいちゃんのことはこれで少し気持ちが落ち着きました。