毎年恒例の第九コンサートへ

コンサートへ行く前に、
タイル工事の現場を納めてきました。
老人保健施設が新設されるので、その建物のテラス部分に
600角の大きなタイルを全部で105枚貼りました。
大きなタイルを貼る場合は下地の作り方がとても大変です。
タイルを置いた時にカタつきがあると、貼りあがった時に
角々が平らにならずに、足につっかかり感が生じますし
見た目もちょっとちょっと、という感じになります。
広い場所を奇麗な平面にするのは、難しいことですが
できるだけ平らに平らに近づくようにそのための定規を埋め込むのに
一日かけて、その後二日半かけてモルタルでタイル下地を作りました。

 

これからタイルを貼るテラスの全景

 

コンクリートが打ってある表面に接着剤を塗り伸ばします

 

タイル下地用のモルタル仕上がりの高さに合わせて定規を設置

 

定規を両脇と中央の3本設置しました

 

定規の高さに合わせてモルタルを仕上げます

 

タイル下地用のモルタルが間もなく完了

 

翌日の午後からタイルを貼り始め、その後3日間かけて             タイルを貼り終わりました。

タイルを貼り始めました

 

主人がタイルを貼り進めながら、私は前日貼り終わったタイルの           目地詰め・目地拭き作業中

 

タイルをどんどん貼り進めます

 

タイル貼りが完了

 

最後の一日は、目地詰め・目地拭きが終わった後                  建物の入隅部分と、タイルを貼った面に緩衝部分として太めの目地を作った部分にコーキングを入れて、この工事を始めてから8日目で完了しました。

目地詰めの後ジョイントにコーキングを詰めています

 

タイル貼り作業が完了

 

タイル貼り作業が完了したテラスの全景です

 

途中、夜中の雨の影響で翌日の朝、濡れた部分の掃除やこれから貼るところの水気を取ったり、とスムーズに作業が進められなかった日もありましたが
複雑な形に切って加工するところが無かったので、タイルそのものは
三日半で終了することができました。
しかし一枚が8kgの重さのタイルを運ぶのに腰や背中にショックが来ないように
気を使って作業するのが大変でした。1ケース4枚セットになっているので
そのままでは動かすこともできなかったし、主人も腰に負担が来てしまうので
タイルを移動するときはケースをバラして1枚ずつにしたものを何枚か台車に運び入れ、それを貼っている場所まで移動させました。
自分たちで作った平らな、タイルの下地モルタルの所を台車で移動できたので
とても助かりました。
そして他の職人さんたちも毎日大勢来て作業していて、たまに主人がタイルを貼っているところを見に来られて、職人さん同士で「こんなに大きなタイルを扱うのは大変だろうなぁ、でもこういう広い場所だから、貼りあがるとすごく良くなるんだろうなぁ」と話しておられる方たちがいました(^m^)
最初は別の左官屋さんがモルタルで仕上げる予定だった場所だそうです。
どういう経緯でタイルになったのかわかりませんが、主人にとっては初めての元受けさんだったので、その元受けさんにもとても喜んでもらえたので、嬉しかったです。
今は左官もそうですがタイルも業者さんが目に見えて減ってきているということなので、巡り巡って主人の所に今回の工事の話がありました。
来年の1月には施設が本格的に動き始めるとのことです。
利用者さんたちにもこのテラスを気持ちよく歩いてもらえると嬉しいです。

 

その現場を納めた後、昨日の日曜日のこと
コロナの影響で2020年、2021年の2年間コンサートが中止されていましたが、昨年から再開されている第九のコンサートに行ってきました。




やっぱり音楽は心の薬ですね!
フライハイト合唱団に所属している知人から毎年入場券が送られてくるので
毎年甘えて楽しんでいます(^m^)

いつもよりステージに近い席で聴いていたので、オーケストラの人たちが
全力で演奏している表情や姿がはっきり見えてそれにはとても感動しました。

 

演奏が始まると写真はNGなので、その前に撮った写真です(^m^)


毎年指揮者の方が、曲ができた背景や作詞 作曲した人の思いなどを
解説し、直後にそのフレーズを演奏し、「今演奏した部分がさっき解説したところです」と解かり易く第九以外の曲の解説もしてくださるので、今更ながらですがとても勉強にもなります。
近年も、国同士で戦っている状況が相も変わらず続いています。
ということを背景に、演奏会の第一部は戦争にまつわる曲でした。

【第一部】
曲目:死んだ男の残したものは  作曲:武満 徹
                作詞:谷川 俊太郎

曲目:フィンランディア     作曲:ジャン シベリウス

【第二部】
交響曲第九番 ニ短調 作品125 「合唱つき」
作曲:ベートーヴェン

感動的な素晴らしい演奏が終わった後
いつも通り、ベルディ作曲[乾杯の歌]のアンコール曲で
楽しく締めくくられました。
しつこいようですが、やっぱり“音楽は心の薬”ですね。