1980年もの

 

義母が亡くなった後七七日の法要も滞りなく無事に終わり、片付けもゆっくり続けていますが、自分や主人のものも一緒に不要なもの、まだこれから使うもの、使わないけれど想い出深くて捨てられないもの、に分けて片付けを進めています。

進めていたら長岡の家を引き払う時にまとめて持って来ていたダンボールの箱を見つけまして、この中身は何だったっけ?と開けてみたら想い出深くて捨てられないものが入っていました。
私と主人の結納の時に撮った写真を、後日主人の家に持って行ってそのときに義父からいただいていた俳句の短冊と、嫁ぐ2ヶ月ほど前に実家の分の結婚式の招待状ができたので主人の家に届けに来た時に書いていただいていた短冊と、その頃の実家の両親に書いていただいていた短冊の合計3枚と
同じ年の6月に、その頃地域のオーケストラに在籍していて、ゴールドブレンドコンサートに出演した後に指揮者として来てくださっていた石丸寛先生から私宛に書いていただいたサイン色紙、が出てきました。

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短冊には
「よく撮れた 笑顔囲みつ 春の宵」
忘れないうちにと、そのときの私の心情が便箋に書いてありました。
春とは言ってもまだ肌寒さが残るある日の晩に、皆で炬燵に車座になり好きなことを言いながら笑顔のよく撮れた写真を見ている一家団欒の様子がうかがえます。

「秋めくや 佳(よ)き日待たるる 昨日今日」
結婚式まで日がもうあまり無く忙しくて大変だ。でもすぐそこまで来ているめでたい門出の日が本当は待ち遠しくて仕方がない、そんな気持ちがうかがえます。

もう1枚は私の両親に書いていただいたものだったので私の解説は無くて、おまけに短冊に書かれている筆字が達筆で
娘を嫁がせて「〇〇〇〇〇 〇〇〇惜しむや 老夫婦」としか読めてません r(^ ^;)

短冊もサイン色紙も1980年のものでした。ザッと42年前。

ここに隠れていたか、という感じです。
かなり昔のものという気もしますが、あれからそれほど時間が経っていない気もするし、でもこのことがあってから後たくさんの色んなことを経験してきたのでやっぱり時間は経っているのだなぁ、という思いもあります。

今更ですが私にも42年前がありました(^m^)