マッチ売りの少女

早いです。もう12月になりました。
今日は2ヶ月ぶりに読み聞かせのボランティアに参加してきました。


今回は3年生のみんなに“マッチ売りの少女”というお話をしてきました。
このお話は誰もがよく知っている、悲しい内容のお話です。が、最後には
少女が、とうに亡くなったやさしいおばあさんのたましいと共に天国に上って行く・・・


考え様によっては悲し過ぎるお話なのですが
自分が子どもの頃読んで、息子が小さかった頃読んであげて
そのあとそれっきり20年ほどご無沙汰だったので
懐かしい思いで読みました。


余談ですが、このお話の音読を練習していて気が付いたことがあります。
私が子どもの頃読んだ本では、『女の子がマッチが一つも売れなかったと
お金を持たずに帰れば、お父さんにぶたれます』と表現されていた部分が、
息子のために買って読んであげた、今日読み聞かせで読んだ本では
『マッチが売れなかった、とお金を1シリングも持たずに帰れば
お父さんがどんなにがっかりするでしょう』となっていました。


子どもに仕事をさせておいて、お金が稼げなかったと子どもをぶつのでは
今ならとんでもない虐待ですからね。やっぱり今そんな風に表現されていたら
子供たちの前ではとても読めません。
私が子どもの頃読んだ昔とは表現の仕方も変えているのだなぁと気が付きました。


今日3年生のみんなは、教材で習う“ちいちゃんのかげおくり”という
戦争が背景の、幼い女の子の悲しいお話と重なるところがあったようです。
みんなとても静かに黙って聴いていました。