どんどん剥し、どんどん塗っています

お客様のお宅の仏間ですが、今までより大き目の仏壇に入れ替えるとのことで
先日大工さんが来ていて、余計な部分を取り外し
後は壁を塗って仕上げるだけになっていました。


今日は下地の土壁が丸見えになってしまっているところの
木部と土壁の境目をそのままにして置くと
後でそこがクラックの原因になるので、グラスファイバーネットで
境目を繋ぎ漆喰で仕上げるための下塗りをしました。




主人がそれをやっている間に
玄関周りと廊下の古い壁を私がどんどん剥し
その後を追っかけて主人が京壁の下塗りをしました。





ところで
壁剥し剤を塗るときの鏝に、今までプラスチックの軽い鏝を使っていましたが
そろそろ慣れただろうということで、昨日まで主人が使っていた
角が滑らかになって動かしやすくなっている角鏝を借りてやってみました。


主人が使いこなした鏝を私が借りたりしていいのかな、と思いましたが
この角鏝は荒仕事をする時のための鏝だから、いいからこれを使いなさい
というので遠慮なく使わせてもらいました(^ ^;)


慣れないうちは軽い鏝でないと腕とか肩がすぐに疲れるから、と
様子を見ていてくれたようです。
軽い鏝に慣れたといって次にいきなり新しい鏝を使っても
角とかエッジ部分があまりにも角張っていて
すぐにつっかかってスムーズに動かし難いのだとか。
そんなことも知りませんでした(´ `;)


壁剥し剤(水をゼリー状に固めたもの)を塗るだけではありますが
材料を壁に配るのは、壁材も一緒だからと・・・
鏝をチマチマと小さく動かさないで、肩と腕全体で下から上に大きくのびのびと
材料を塗りつけると、それだけでも筋がよさそうに見えるゾ、と
勘所を教えてもらいました(^−^)
しかし、雰囲気はわかるのですが・・・(^ ^;)


大きな壁はとても塗りやすい、膝から下の位置はとても塗りにくい・・・
ことが判明しました(笑)
でもちょっぴり、職人気分を味わっています(^m^)


しかしこれ、ゼリー状の水だからいいですが
普通に壁材を扱っていたら、今頃はさぞかし右肩や右腕が・・・(´ `;)
砂とセメントを混ぜたモルタルだったらもっと・・・(><)
と思いますよ。