遠くから心配しています

午前10時過ぎ、ゆ〜らゆ〜らと船にでも乗っているかのように
大きく振れる揺れがあり、テレビでニュース速報があるに違いないと
すぐさまスイッチを入れニュースを見てビックリ・・・


新潟県、長野県で震度6強の地震とのこと。6強の範囲の中に
郷里の長岡市が入っていました。
震度6強といえば、3年前の中越地震の時と同じ・・・
一瞬頭の中が真っ白になりかけました。
慌てて長岡の主人の両親のところへ電話するのですが
『ただいま混み合っていて通じません』とのアナウンスがあるばかりで。


ただ事ではないと思い10秒おきくらいにずっと電話をかけ続け
何回目かに何とかつながって、母が電話に出てくれました。
とりあえず電話が通じるということは電気は止まっていないということと
電話口に出てくれたということは母は無事だということが確認でき
胸をなでおろしました。その時点で父は二階の様子を見に行っているとのことで
父の無事も確認できてよかったよかった。


それで少し落ち着いて、被害の状況を聞きました。
父の話しによると、3年前の地震の時とは違い、家の中がメチャメチャになるような
酷い状況ではないから一先ず安心してくれとのこと。
とりあえず私達が駆けつける必要はないとのこと。
よかった。。ここでやっと心の底から安心できました。


ただ、我が家は古くから左官業を営んできたこともあって
長岡の家の二階は天井まで塗り壁になっている部屋があり、その天井が
3年前の中越地震の時に撓(たわ)んで、応急処置をしておいた所に
大きなヒビが入ってしまい、その状況から直せるという状態ではないので
いっそ剥がし落とした方がいいだろう、と。
気になるのはそのことくらいです。
今度長岡へ行ったらその天井の壁を剥がし落とすことになりそうです。


ところで
3年前の中越地震の時には自分達も現地で両親と一緒にいられたので
家の中がメチャメチャだったにもかかわらず、『もうどうにでもなれ!』という気持ちに
ならなくもなかったのですが、遠く離れて心配しなくてはならない今日のような状況だと
こんなにも動揺するものかと改めて思いました。
はっきり言って身体に悪いです (ノ_・。)


そしてまた
両親と連絡が取れた直後から、仕事でお世話になっている方や親戚の人
以前仕事で伺った先のお客様など、いろいろな方々から
心配して下さっている旨の連絡をいただき、本当にありがたいことと感謝しております。


我が家の状況はこんなことで済みましたが
地域によっては中越地震の時よりより被害が大きかった所もあり
怪我をされた方も多く、亡くなられた方もいます。
ご冥福をお祈り致します。


ニュースの画面を見れば、あの妙見関のがけ崩れとそっくりな状況の所も映っています。
目が離せません。



ここのところ
台風、洪水、地震などなど・・・
自然の力の前では、人間の存在や力などはなんとちっぽけなもの、と
痛感させられる思いです。
しかし、人 一人の命は大きくて重いものだとも思わざるを得ない今日この頃です。