地域の小学校で読み聞かせをやって来ました

今回は高学年対象で4年生~6年生まで
3学年全員が集まっても20人ほどだったかな。
さくら咲く会でも一緒に活動をやっている手芸仲間の友人とペアでした。
始まる前にその友人と、間もなく小学校3校が一緒になり再編成されるとの話しになり、2025年4月から新しい編成になるので「あと1年で終りだね」ということでした。

そして友人から先にお話が始まりました。
太陽光のエネルギーが我々の家庭で電気として使われるようになるまでの
流れで、小学生でもわかりやすい内容のお話しでした。

 

私は“ モチモチの木 ”というお話を読みました。

   


じさまと二人で暮らしている5才の小さな男の子豆太が
トチの木を怖がって、夜はじさまと一緒でなければ                小便にも行けないくらいの臆病です。
そのトチの木を豆太はモチモチの木と呼んでいます。
あるとき、じさまからあのモチモチの木が、霜月二十日の丑三つ時になると
それはそれはきれいな火が灯り、それは山の神様のお祭りだと言う。
そしてひとりのこどもしか見ることができない、それも勇気のあるこどもだけ。
じさまも死んだ豆太のおとうも子供のころ見たのだ、と聞かされます。
豆太はとても自分は夜中にきれいなモチモチの木を見ることは出来ない、と
諦めモード・・・
でも夜中にじさまが腹痛で苦しんでいるのを見て、医者様を呼ばなければ、と
暗くて寒い夜に自分一人で家を飛び出し山のふもとまて医者様を呼びに行き
帰りに医者様に負ぶわれながら家に入る直前にモチモチの木に火がともったところを見ることができた。でも豆太には神様の祭りだという確信はない。

   

腹痛がおさまり医者様が帰った後に豆太はじさまからこう言われました。
おまえは山の神様の祭りを見たんだ。モチモチの木には火がついたんだ。
おまえは一人で夜道を医者様を呼びに行けるほど勇気のある子どもだったんだからな。
自分で自分を弱虫だなんて思うな。人間やさしささえあれば
やらなきゃなんねぇことはきっとやるもんだ。
それを見て他人がびっくらするわけよ。と

じさまの最後の言葉に心がジーンとしました。

 

今の4年生が6年生になるときには新しい編成で6年生を過ごすことに
なりますね。これからどうなっていくのか心が揺れるときもあろうかと思いますが、明るく楽しく前向きに頑張んばって欲しですね。