いとしの犬ハチ

昨日は約1年ぶりに読み聞かせで地域の小学校へ行ってきました。
この活動を始めて7年ほどになりますが、当初は1学年ごとにやっていたので
年に3〜4回は読み聞かせで小学校に行っていました。
その後児童の数が減る一方で、2学年ごとになり、今は1・2・3年生
4・5・6年生の3学年ごとになったので、1年に1回で終わってしまう
こともあります。今年度は2月にもう一回あります。
しかしこうも学年が一緒になると、読む本の選定にちょっと困ることがありますね。
3年間は同じ本を読めないし(^ ^;)

「いとしの犬ハチ」は2年位前の5・6年生で読んだ覚えがありますが
やはり6年生は卒業の学年だし、寒くなってきたこの頃でもあるし
心に温かいものが残るお話を聞いてもらいたかったので
ちょっと悲しい部分もありますが、この「いとしの犬ハチ」を読みました。
忠犬ハチ公」のお話です。

目を真っ赤にして聞いてくれていた子もいました。
『先生は必ず迎えに来てくれる』とずっと信じて
10年間も駅で待ち続けた結果、最後は雪が降る寒い渋谷駅に
とうとう先生が現れ、大きな手を広げてハチを迎えてくれて・・・
そのときがハチが死んだ瞬間です。
私は思います。人がどう思おうとハチは自分が信じた生き方を貫き
自分をとてもとてもかわいがってくれた先生と再び会うことができて
幸せだったんだなぁ、と。
きっとお話を聞いてくれた子たちもそんなことを感じてくれたかな。
前にこの本を読んだときのお母さんとは別な人とペアを組みましたが
今回のお母さんもやはり涙目になりながらお話を聞いてくれていました。

担当の先生も、自分で飼っていた犬が亡くなってからちょうど3年経つので
その日の朝あれからもう3年も経つんだねぇ、と家族で話していたとかで
お話を聞きながらそのワンちゃんを思い出してしまい、涙が出そうになったと
仰っていました。

どうやらこの日の私の役目は果たせたようです(v^ー^)