白羽の矢が

私が住んでいる羽生市の上村君(かみむらきみ)地区には
400年の歴史がある獅子舞があり、市の無形文化財に指定されています。
夏祭りのときに村内安全と五穀豊穣を祈願するために
辻固め?と称して獅子が舞を舞いながら村境を回ります。


っで、獅子が舞うときにバックにお囃子が流れるわけですが
横笛と太鼓と鐘?だったかな? あとなんだっただろう?
・・・とにかくお囃子が流れます(^ ^;)


いつも野菜を持ってきてくださる、その昔名主さんだったと言う農家の方が
400年も歴史がある獅子舞を保存して行くにあたって、
お囃子も続けなければならないんだけれど、それが大変なんだ・・・と
ちょっと相談なんだけど、と言われまして。。
400年も続いているんだけど、そのまんまなもんで
楽譜がなくて、本当に一小節ずつ口伝えでやっていて
子供の頃おとなの人に教えてもらってできるようになった人が
おとなになってまた子供に教える・・・それをずっと続けては来たけれど
「この辺でちょっとやり方を変えてみてはどうかと言うことになってさぁ」
「お囃子の笛の音をせめて楽譜に起こせないだろうかと言うことに
なってね・・・」「その方が子供に教えやすいんだよ」と。
そこで、息子のことを知っているご近所のその方は
「お宅のせがれさんならピアノの調律師をやっているって聞いてたから
そういうことができるんじゃないかと思ってね」
と我が息子に白羽の矢が立ったわけです(^ ^;)


少し前にそういう話は聞いていたのでそれとなく息子に様子を話したら
「俺、そういうの得意だから大丈夫だよ」と言ってました。
趣味で、音楽を聴いてそれを楽譜に起こすということは
しょっちゅうやっているのでできるらしいです。


っで今日近所の農家の方が、町内の獅子舞保存会の人が演奏したそのお囃子の
音源が入っているカセットテープを持って、白菜と長葱も持って
我が家に来られました(^ー^)
今時カセットテープ!! とは思いましたが、何しろ資料が古いもので
そういうのだそうです。こうなったらカセットテープの音源が古くなり過ぎて
ワカメ状態にならないうちに、息子が音を聴いてそれを楽譜に起こす、という
作業をしたほうがよさそうです(^ ^;)
ついでに音源を今時のCDにしちゃったらどうかという話にもなりました。


私もまだその音源は聴いてないけど、お囃子の笛の音って
微妙に音程が変わるからきっと大変なんだろうなぁ(^ ^;)
息子が大丈夫と言っているのだからいいけれど
私には到底無理な技です。 はい (´∀`;A


小さい頃からあちこちのご近所さんに可愛がっていただいてた息子なので
こういう形で地域のお役に立てるというのは、とってもありがたいことだと
感謝しています☆


しかし、400年の歴史がある獅子舞のお囃子の伝え方を変える!!
という歴史的な動きに息子が関わることになるとは(^ ^;)
ありがたいような怖いような・・・ありがたいことですね☆