良寛さま(1758〜1831)

良寛さまは新潟県出雲崎出身の人で
子供達とまりつきやかくれんぼ、おはじきなどをして
よく遊ぶ和尚さん、として私も子供の頃から
名前だけはよく知っている人です。


僧侶なのに住職にはならず
純粋な心で自然を愛し、そういう気持ちを
詩歌にたくさん詠み、書 にたくさん残した人だ
ということを主人の父からも時々聞いていました。

その良寛さまが書いた 書 のレプリカが長岡の家に
飾ってあるのですが、全然読めないので
この度長岡に行った折主人の父にいろいろ聞いてみました。
下の画像がそれです。



万葉(まんにょう)仮名で書かれていると言ってましたが
私に読めるはずがなく、(^ ^;) 解説してもらいました。
良寛についてかなり知っている人でも
書かれている 書 そのものを読める人はなかなかいない
そうです。


ちなみに書かれている仮名を元の漢字で書くと
和我也東遠
当都弥転
幾萬勢 鞅之
非起能 也萬能
毛美知遠 当
遠利閑天良耳
となります。ウ〜ン、これじゃあ全然わかんない!(。 。;)


それをくずして画像のような仮名になるそうです。
私が読める仮名に直すと
わがやどを
たづねて
きませ あし
びきの やまの
もみじを た
をりがてらに
となるそうです。(^−^)


意味はなんとなく掴めますが、こんなの
ちょっと読めませんよね〜〜。(笑)


仮名の元になっている漢字は全然違う字が当ててあるし
草書でかなりくずしてあるので意味もサッパリ
詠み方もサッパリわかりません!(笑)


私があまりにわからない わからないを連発するので
父も呆れて、笑いながら解説してくれていました。(笑)
良寛さまの書く文字は
とても柔らかくて美しい線で書かれるので、書 を志す
人達の間では憧れなのだそうです。


しかし、昔の人ってどうしてこんなに読みにくい字を
使っていたのでしょうねぇ。。。
私の頭の中は ? ? ? だらけです!(笑)