24歳

息子が今日誕生日を迎えました!24歳だって。。。
20歳を過ぎてからは、いつもウッソー!
という感じです。(笑)


考えたら、私が息子の年齢の時にはもう自分の腕に息子を抱いていました。(笑)
この日になると毎年、息子を産んだ時の事を鮮明に思い出します。


初産なのに、病院に入ってから4時間弱で生まれたという
実に見事な安産でした。(*^-^*)・・・のですが
生まれた瞬間に産声をあげず、先生たちが一生懸命処置を
して下さって、少し遅れて産声をあげました。


しかし男の子なのか女の子なのか、なかなか教えてくれないし
さっさと沐浴室に連れて行っちゃうので、てっきり
母親には教えられない事情を抱えて生まれてきたのか
と思い・・・(涙)
せめて男の子か女の子かくらいは知りたかったので
分娩室に戻ってきた助産婦さんに聞いたら
「アラッ! ごめんなさいね!! まだ言ってなかったかしら?」
「元気な男の子さんですよ!」 って・・・orz
私がどれだけ心配した事か!プンプン気分でしたが(笑)
とりあえず、あーーー良かった!と・・・(涙)


ところがその後一週間目くらいで退院する直前に
産婦人科の先生が私の体調を見るのと一緒に
一応ということで
息子の身体にも聴診器を当てて検査をしたら
「心臓に少し雑音が聞こえるから、小児科の先生にちゃんと
見てもらっておきましょう」・・・・・・
私はその瞬間、奈落の底に突き落とされました。
・・・心臓に雑音・・・
サッと私の顔色が変わったのが先生にもわかったのか
フォローしてました。
あくまでも自分は産婦人科医だから、新生児だと
何ともないのに雑音っぽく聞こえるという間違いがよく
あるんですよ。退院してしまってから何かあってまたすぐに
病院に出てきてもらうのは大変だから、専門の小児科の先生に
今のうちに見てもらっておきましょう!・・・
そうは言われましてもねぇ。。。


私は、少しづつ 少しづつ現実を把握させられるのかなぁー、と
先生方の配慮に感謝というか、
どんな現実も受け止めなければならない覚悟というか
心の中が大忙しでした。
しかし嬉しいことに小児科の先生に見てもらった結果
何ともなくて、産婦人科の先生がおっしゃってた通り
間違って雑音のように聞こえるときもある・・・
そのケースだったようです。


わずか数時間の間のことですが、やっと奈落の底から
這い上がれた気分でした。


息子を小児科に連れて行くときに付き添ってくれた
看護士さんは、まだとても若い方だったけれど
結果を聞いてホッとした時に、一緒にとてもとても嬉しそうな
顔をして「よかったですねー、よかったですねー」 と
何度も何度も言ってくれて喜んでくれて。。。
きっとそういうことはよくあるケースなんでしょうけれど
母親が先生の言う一言一言にどれだけ一喜一憂しているのか
若い看護士さんが汲み取ってくれて本当に一緒に喜んで
下さった事に、心から感謝した事を覚えています。
この日のことはずっと忘れられません。


「親孝行、したい時には親はなし」
という諺がありますが
子供って、生まれてきて元気で生きていてくれること
そのものがすでに親孝行なんだろうなぁ、と
私は思っています。
あとは、オマケかなぁ〜 (^−^)(^−^)(^−^)