検査入院から無事に退院しました

入院した翌日、主治医の先生は変わりませんが造影検査をやってくださる先生は若い先生が担当するとのことでその先生がベッドのところまで挨拶に来てくださり、恐縮しました。
私が造影剤やアルコールなどでアレルギーは起こさないことも話して、バッチリですね!ということで検査の日が始まりました。
主人も早めに家を出て10時頃には病院に到着し、私の前にお一人同じような検査の人がいるので時間は確定できないという話は聞いていたので、予定は遅れましたが一緒に待ちました。11時過ぎには私の検査が始まるとのお話があり心の準備!

主人には待っていてもらって、自分で歩いて看護師さんと一緒に手術室に向かい(私には迷い道でしたが ^ ^;) 手術室に入って自分で手術台に横になり、いよいよ始まりました。

横になって血圧計や心電図や血中濃度計などを繋がれたときに、先生から「何か心配でドキドキはしていませんか?」なんて、自分で聞いておいて
「それは心電図を見ればわかるよね」と笑っておられたので『きっと私の心電図は落ち着いているんだな』と安心してました(^m^)
その後、顎をちょっと引かれたり向きを微妙に変えられたり先生に僅かに頭を動かされ、右手首に麻酔をかけられました。
先生から「○○さん、怖くないですか?大丈夫ですか?」と聞かれ「大丈夫です。ぜんぜん怖くないです!」と答えて検査に向き合いました。
ただ若い頃から私は献血で採血をしたりするときに、よく看護師さんから血管がちょっと細いですね、といわれることがあり今回も手首のところからだと難しかったようで、何回か先生は頑張ってくださったようなんですがかなり苦心していたようです。

カテーテルを入れる場所を変えないといけなかったようで『どうしたんだろう?やっぱり私の血管が通り難いのかなァ』と思っていたら気が付かないうちにいつも診察してくれている主治医の先生が一緒におられて、いろいろその先生と話をされていました。

ベテランの先生が若手の先生にアドバイスしている感じでした(^m^)

やはり場所を手首からではなく肘辺りのところから入れることになり、若い先生は手首に入れたカテーテルを一旦引き抜くときに「○○さん、痛くないですか?」と聞いてくれるので、私は「ぜんぜん痛くないですね~」と言いながら心の中では『麻酔が効いてるおかげでちっとも痛くないですよ』と思っていました。もう一度何かを引き抜くときに「今のはどうですか?痛くは無いですか?」と丁寧に聞いてくれまして、私はまた「全然痛くは無いです~」と答えていました。
そして肘の血管からカテーテルが入り、いよいよ造影剤が入れられる様子でした。

どこからかスピーカーの声がして、「これから頭の右側が熱くなります動かないでください」と言われたあとに、頭の右側と言うよりも首の右側が熱くなり何かが通っていく感じ。脳の血管に到達する頃は熱くは感じなかった気がします。でも一瞬のことでした。
左側についても同様でした。

そこで看護師さんが「○○さん、私たちに何か話したいこととか質問とかありませんか?」と尋ねてくださり私は思わず、「意識があるのに頭部を動かさずじっとしているのは辛いものですね(^ ^;)」といいました。
看護師さんは「ごめんなさいね、でももう少しで終わりますからもうちょっとだけ我慢してくださいね」ととてもすまなそうに仰ってくださいました。
でも約2時間ですから厳しいです。いろんな角度から撮影していたのだと思いますがそれが終わる度に、はい楽にしてください、と言われてもどう楽にしたらいいのかわからずにただじっとしていましたから(^ ^;A)
そんな様子で検査が終わりまして、やっと気が楽になりました。
検査台から起き上がったときに主治医の先生から、私の場合ステントを入れた部分の動脈瘤は完全に消滅したわけでなく、少しまだ残っています。でもたいしたことはなさそうで、今現在血液サラサラの薬を2種類飲んでいるのでそのまま続けて経過を見ながらどうするかまた考えて行きましょう、と伝えられました。
私の不破裂動脈瘤フタコブラクダのように二つ繋がっていたのですから、時間はかかるのは仕方がありません。
それよりも頑張れば完全に消滅することもあるのかな、と思えたことが収穫でした。

その後車椅子で看護師さんと一緒に、待っている主人のところへ。
普通のときよりも時間がかかったので、主人を長時間待たせましたがやっと安心してもらいました。
右腕はカテーテルを差し込んだキズのところを動かさないように厳重に取り付けられたベルトがなんだかちょっと痛々しかったです。主人には昨日日曜日でできなかった入院手続きをしてもらってそのまま家に帰ってもらいました。
間もなく点滴が外され検査が終わった4時間ほど後にそのベルトも外され、安心して右手で病院食の夕ご飯をいただき、爆睡してしまいました。

翌日に無事退院できました。
早速病院の外に出たとたんに猛暑を感じ、“生きているからこそ”とその猛暑にさえある種のありがたみを感じている私です。