おばあちゃんのこと

おばあちゃんも、入院してからちょうど一ヶ月経った今日退院してきまして
ホッとしています。が
でも実はアルツハイマー型の認知症がかなり進んでいまして
物盗られ症候群や被害妄想など同じ屋根の下で生活していると、
きついことが間々ある状態になっています。
要介護1で、老人保健施設でデイサービスを利用できていますので
プロの人たちの助けを借りながら何とかやっています。
看護士経験のある主人の妹がケアマネージャーの仕事もやっていたことがあり
ずいぶん前に「認知症の症状の人のお世話もよくあるけど、人間って先に
分からなくなった方の勝ちだよね。でもその人がどういう心持で日常生活を
送って来たか、それが理性で抑えられなくなって全部表に出てしまう気が
するんだよね。だからある意味怖いよねー」とよく言っていました。
我が家のおばあちゃんの様子を見ていると、以前義妹が言ったその言葉が
しょっちゅう頭の中を駆け巡ります。その義妹がよく私の愚痴を聞いてくれて
います。
義妹が「お姉さん、あまりまじめに考えない方がいいよ、適当な感覚で
やっていないと続かなくなるから、程ほどでいいから」と掛けてくれる
言葉や気持ちが何よりの救いになっています。
息子である主人のほうが私よりもきつく当たられ、数倍つらい思いをしている
のもわかるので、私もテキトーに頑張ることにしています。
息子や嫁さんも主人と私のことをとても心配してくれて、介護認定を
受ける際に、意見書を書いて下さる先生に初めて認知症の検査をお願いして
受診するときは率先して付き合ってくれたり、おばあちゃんと同じ屋根の下で
生活をしている主人や私ののメンタルな部分のフォローをよくやってくれて
います。
まずまず仕事をしながら毎日大変ではありますが、一人じゃないと実感できる
環境に感謝しています。