16年もの長い間ありがとうね

我が家の飼い犬のチョロンピが、今日の夕方
息を引き取りました。16歳と3ヶ月でした。大往生です。
昨年の暮れに後ろ足が立たなくなって、軟骨再生の注射を打ってもらってから
散歩のときにはだいぶ楽そうにしていたので、しばらくは大丈夫!
と思っていましたが16歳の誕生日を迎える頃になったら
急に後ろ足で全く立てなくなってしまいました。
それからが毎日大変ではありましたが、仕事で使う台車にチョロンピを乗せて
散歩コースを歩いたり、後ろ足に負担がかからないように
お腹を抱えてあげながら歩く訓練をしてみたり。
餌を与えると餌入れの器の中に顔を突っ込むような形になってしまうので
チョロンピの身体を押さえて食べやすい位置で留まるようにしたり。
でも食べにくそうにしてはいても、いつも一所懸命食べて
お腹が空けば催促したりして、「まだまだ生きるぞ〜」と言わんばかりに
頑張っていました。
それが4〜5日前から餌を受け付けなくなってしまい
水だけで息をしていたような感じです。昨日からその水も自分でぺろぺろと
口から舌を出さなくなってしまったので、注射器のようなもので
チョロンピの口の中にジュッと入れてやると口を動かしてのどの奥に
水を送っていました。
そんなわけで、最後の最後まで頑張っていたチョロンピが
夕方に、静かに穏やかに息を引き取りました。

息子が仕事中だったので、Mさんが「今連絡して仕事中にショックを受けても
気の毒なので、帰ってきたら私から伝えます」と言ってくれまして(´ `。)
特大の保冷用バッグを出してきてくれたので
チョロンピを薄い毛布に包み、保冷材と一緒にそのバッグに入れて
あります。この暑いときにどうしたものかと考えあぐねていたところ
Mさんが気を利かせて、テキパキと良い方法を提案してくれたので
とても助かりました。
息子にもチョロンピのきれいな顔を見せてあげることができたし。

その後、息子が俺に考えがあると言って動き始めたので何をするのかと
見ていたら、小さなスピーカーにケーブルを繋いでいるので、
チョロンピに何か曲を聴かせてあげるんだなぁ、と思って待っていました。
サン・テグジュペリの星の王子様の映画版で
王子が蛇に噛んでもらって、また自分が元いた星に戻るときに
流れていた曲が鳴り始めたので、これはいい!!と思わず涙が・・・
我が一家と16年も一緒に過ごしてきたチョロンピの魂は
あの曲に乗って天国に行けたように思います。
チョロンピへのよい供養になりました。

なんだかチョロンピは『ここの家のお兄ちゃんも優しいお嫁さんをもらったし
私の役目はもう終わりでいいよね。』というタイミングで
逝ったように思います。

チョロンピ、ありがとうね。+・。゚:*:。・+。・゚*゚