今週のお題「心に残る映画」

忘れられない映画ということで、かなり前にも
ブログに書いた覚えがありますが
何と言っても私が高校生の頃、中間テストの合間にテレビで見た
「いつか見た青い空」です。
主演はシドニー・ポアチエ。 吹き替えは田中信夫さんでした。


目が見えなくて、今で言う引きこもりになりかけていた白人の娘が
連れて行ってもらった公園で黒人青年と知り合い
その青年が心を尽くし愛情を注ぎ、娘が盲目である自分を
受け入れて生きて行こう と立ち直るまでを見届けて去ってゆく・・


そんなストーリーだったと記憶していますが・・・
黒人が白人と接することがまだ受け入れられていない頃の時代が
背景になっていました。


今の自分の記憶だけではあまりにもザックリなのでストーリを調べてみました。
娘は盲目であるために青年が黒人であるということを最初知らないし
青年も自分が黒人であることは隠していましたが、娘が青年の名前を聞いた時
その名前から、『盲目である自分にいろいろ親切にしてくれるこの人は
黒人なんだ』ということ知ってしまいます。
しかしそのことは彼には黙って、自分を高めてくれるこの黒人青年とは
人間として付き合い続けます。
そんな中、娘は『以前、友達に黒人の女の子がいたが、母親からその子に
出入り禁止を言い渡されたことがあった』とその青年に言うのです。
青年は自分が黒人なのでショックを受けますが、そのことは伏せて
娘にもっと見聞を広めるために盲学校に行くことを勧めます。


そんなある日、二人で一緒に歩いているところを母親に見られ
娘は酷く叱られます。
その後娘が黒人青年を愛し始め、またその頃母親は商売のために娘と一緒に
新しい家に引っ越すことに・・・
その日に娘は一人で青年に会いに行き、「あなたが黒人であることは知っている
私を愛しているのなら結婚を・・・」と訴えるのですが
青年は「君には、学校に行ってもっと世間を知ることが必要だ」と強く言い
娘も悲しく別れを告げる・・・


男女の愛を超えた人間愛を描いたこの映画に
映画って本当にいいものだと感じた初めての作品です。
中間テストの合間だったので、テストが終わって早く帰り
次のテスト教科の勉強をしなければならない時に
勉強そっちのけで余韻に浸っていた覚えがあります(^ ^;)


今この年齢で同じ映画を観たら、違った感覚を持つと思いますが
ずっと観たいと思っていて、「いつか見た青い空」のDVDを
探しているのですが、見つかりません。
この映画に関してはDVD情報がありません (ノ_・。)
残念ですが。。