余談ですが

余談・・・でもないか(^m^)
昨日までお世話になっていた現場のお宅のおばあさんが
とても元気な人なのです。


連れ合いのおじいさんを亡くされたばかりで
どう気遣えばいいか、考えなくてはと思っていましたが
そんな気遣いは必要ありませんでした。


畑やら庭の草取りやらお客さんの出入りやら
家を手直しするための片付けやら
いろいろやることがあるから悲しんでいる暇はないよ、と言って
毎日私達が仕事で動き回っている間はおばあさんもずっと何かしら
動いていました。
おじいさんの入院騒ぎで2ヶ月もいろんな所をほったらかしにしていたから、と。


壁を塗り替えるのに戸棚を動かす必要があると
中身を箱に詰め替えたり、上に乗っているものを片付けたり
ついでだからと年季の入った汚れをピカピカに戻したり
私に「次はどこをやるんだい?」と聞いては
壁を剥す前に片付けに回ってくれていました。


毎日元気に動いているおばあさんなので
いつだったかお茶の時間に、年齢を聞いてみたのですが
「歳はもう忘れたよ」と言って笑ってかわされました(笑)
でも、そこをうま〜く探りを入れてみたら
昭和5年生まれの方だとわかりました(^o^)v


ある時気がついたのですが、そう言えばそのおばあさん
なんと殆ど毎日ジーンズをはいているので、若いですね〜と
声を掛けると、若ぶっているわけじゃないんだけどね
これは厚い布地でできているから下にあれやこれやはかなくていいから
面倒くさくなくていいんだよ。他に薄い地のズボンも持っているけど
ついこればっかりはいてしまうんだよね〜。と言ってました(^−^)


そして、「悪いけどお使いに行ってくるから
ちょっと留守にするけど頼みます」と言って出かけるのに、
玄関先に荷物が2個あったので
それをおばあさんが乗っていくというバイクの所まで持っていったら
その荷物、決して軽くはなかったんです!!
これを部屋から玄関先まで何事もなく運んでいたのかと思ったら
やっぱり元気なおばあさんなんだなと再確認しました(゚∀゚*)


スクーターだったので後ろの荷台に一つ、足元の空いているところに一つ乗せて
「気を付けていってらっしゃい」と言うと
エンジンをかけて背筋を伸ばしてシャキッとした姿勢で出かけて行きました。
門を出る時、カーブで少し斜めに角度をつけてスクーターを走らせる颯爽とした
姿には驚きました。 若〜〜い!!カッコイイ〜〜!!ヽ(゜∀ ゜ )ノ


とても78歳のおばあさんとは思えないお元気な生活ぶりに2週間触れていて
自分も歳を重ねてもあのように生きていたいものだと思わされ
とてもよい刺激になりました。