塗り壁の家は心地良い

今日から暫く壁塗りの現場です。


何と! 車に乗って3分で到着というとても近い現場です。
こんなに近い現場は滅多にありません。
燃料高騰の折、随分と助かる現場です(^m^)


昨年雨漏りがして屋根は乗せ変えたけれど、
雨漏りの染みで壁が汚れてしまっているので
今年は壁を塗り替えたい、というお客様です。
築40年前後の古いお宅で、壁もその頃流行っていた繊維壁のままで
傷みはそれほどではないのですが、色がかなりくすんで
雨漏りの染みで汚れていました。


3、4年前にそのお宅の、裏のお宅の壁を塗り替えたことがあって
そちらのお宅のおばあちゃんが
「壁の塗り替えなら近所にいい人がいるから、そこにたのんだらいいよ」
と言って下さった、言わばクチコミで広がったお客様です。
お隣同士なので、以前主人が塗った壁を見て、「じゃぁウチも!」
ということになったようです。 ありがたいことです。


こういう昔の家は部屋はもちろん、廊下も階段室もトイレも殆どが塗り壁です。
こちらのお宅は台所も一部分壁が塗ってありました。
身体にはとてもよい環境です。


仕上げの壁材の種類は主人に任せるというので、砂漆喰で仕上げることにしたようです。
ただし、こちらのお宅の壁の下地の様子などを見て
その上で塗りやすくて奇麗に仕上げられるオリジナルな調合にするのだそうです。


今日、二階の部屋の壁から始めました。
まず柱や長押(なげし)に染みた雨漏りの跡を過酸化水素水で奇麗に洗い落としました。
これは壁が奇麗になると特に目に付くので
左官屋ではありますが、こういうこともやって置きたい作業です。


それから今まで塗ってあった繊維壁の剥しです。
やはり下地は土壁でした。
写真をたくさん撮ったのですが、デジカメを現場に忘れて来たので
アップできません。 残念です(´ `;)


1部屋だけですが全部剥し終わった後
“下地が土壁だったら普通はこんな感じ”という調合の仕上げ材を
前手に少しだけ作っておいたので、塗り具合を見るために小さな壁に塗りました。


具合を見たので明日は午前中時間をいただいて
より相性が合う調合のものを大量に作って午後から出掛ける予定です。


車で3分の現場!! ありがた〜〜い☆(^−^)