頑張ったのですが

壁塗りの仕事はもう一日かかることになりました。
明日はお休みを頂いて月曜日に行きます。


鏝をいろいろ持ち替えて塗らなければならない細かい個所がたくさんあり
手間がかかります。
しかし、時間がかかっても自然の素材で息をする壁をお客様に提供できるのは
職人冥利に尽きると主人が言ってました。


以前テレビで、化学物質過敏症という病気と闘っている人を取材した
ドキュメンタリー番組を見たことを思い出しました。
建材や衣服に使われている化学物質でアレルギー反応を起こし
極普通の生活がままならない状態の中で生活をしている人の存在を知りました。


住む家も、着る服も、使う道具も
自分がアレルギー反応を起こさないでいられるものを
探しながら選びながら購入しなければならなくて
経済的にも相当な負担がかかり
取材されていた方は死にたいと思ったこともあると言ってました。


そういう病気を専門に診るお医者様もいて
でもまだまだその分野の専門医は少なくて・・・
その少ない専門医の人が言っていた言葉がずっと心に残っています。
「日本という国は、何の警戒も無く化学物質をアンチョコに使いすぎます。
今はこういう病気は特殊な体質の人たちしかかからないように
思えるかもしれませんが、今のような物質生活を続けていると
化学物質過敏症という病気の人はどんどん増えていきますよ」
ということでした。