漆喰

漆喰の壁は吸湿性があるので、冬場の寒い時など
暖房をしても結露しにくいので、とてもありがたいです。
したがってカビも生えにくく、環境にはとても良いものなのですが
今では需要があまりありません。
なぜでしょう?


漆喰というと、まっ白というイメージがあり汚れが目立ち易いので、そんなのはイヤだ。


湿式工法なので、塗ってから触ってもよいという状態になるまでに時間が必要だ。


湿式工法に比べて、クロス貼りという安価で早く仕上がる工法が出てきた。
でも今はクロスもビニールクロスだけではなく、環境によい本物の布や紙を使った「天然クロス」というのが出てきているそうです。しかしこれも、価格や施工が難しいという点でビニールクロスの方がまだまだ需要が多いとのことです。
(これはecoflatさんのブログでちょっと勉強させていただきました)


漆喰というのは塗るのにかなり高度な技術を要するので、頼まれてもイヤがる職人さんもいる。
でもこれは、いろいろな悪循環によって漆喰塗りの機会に出会うチャンスが少なくなり、充分に技術を磨けなくなって来ているのは確かだなぁ、と思います。


とまぁいろいろありますが、主人はいろいろなそれらをある程度クリアできるし、どうにもならない部分ではお客様の歩み寄りもあり、(乾くまでの間壁に触れない等)この度のお客様は 「では、漆喰で」 という事になり、漆喰塗りの機会にまた出会えた訳です。
漆喰はデリケートなものらしいので時間はちょっとかかるかもしれないけれど
とにかく助手、がんばって来ようっと。。。